大人のマナーと躾

大人のマナーと躾

電車やバスなど幼い子供を連れて
公共交通機関を利用する際のマナーについて、
しばし議論されることがあります。

例えば、電車内で子供が車窓に体を向けて
流れゆく景色を見ているとします。
車窓からの眺めは何とも言えない魅力があり、
みているだけで胸が躍りますよね。
海沿いなんかは私も好きで見入ってしまいます。

その時、子供が靴を履いていて、
その足をバタつかせたり、シートの上に
足を上げてしまったら注意しますよね?

複数の子どもがいて、大きな声で騒いぎだしたら、
同じように注意をすると思います。

社会性とは実際の社会との関わりの中で、
体験を通してしか身に着けることはできないと言います。

公共交通機関に乗る前に○○をしないなどと
約束をしておくのも効果的かもしれません。

いずれにしても躾とは、
人間社会で相手に迷惑をかけないための
ひとつの処世術です。

相手に迷惑をかけないようするためには
相手の立場にたって物事を考えるということです。

子どもに対する躾は、
親の考え方が色濃く反映されます。

「ひとにやられて嫌なことはするな。」

私が教えられた躾のひとつです。
ですから、いかなる時もベースにこの考え方があります。

よく特急の自由席やリムジンバスなどで、
隣の席に荷物を置く大人を見かけますが、
あの行為は後から乗る人に
多大なるプレッシャーをかけています。

「私の隣に座らないでね!」と。

ひとより早い時間にきて、席を確保したわけだから、
確かに遅く来た人よりも優遇されるのは当然かもしれませんが、
隣の席を占拠すれば誰かに迷惑をかけてしまいます。

大人がこういった行為をしていれば、
子どもたちはそれこそが正しい行為だと
思ってしまうんじゃないかと思います。

躾というのは“言って聞かせる”だけではなく、
“やって見せる”ことが大事なのではないでしょうか?

 


shidara

 

設楽 竜也

株式会社Gクリップコーポレーション
代表取締役 経営コンサルタント

 

私立幼稚園、こども園に特化した“ベストマッチング・サービス”を提供するGCLIPの代表。前職のコンサルティング会社に入社以来、「相手が欲しているものを創り出すこと」、「曲げない信念(善意)を経営の中心に持つこと」、そして、「自社の商品・サービスが相手の生活を豊かにすることをしっかり説明する」こと、の3点を、近代経営の最重要課題と捉え、私立幼稚園、こども園向けの商品開発、サービス提供に埋没している。私立幼稚園、認定こども園、幼児教育施設とそれら施設へ通いたいと考える家庭とのベストマッチングサイト「プレスコ」の運営責任者。さらに当メディアサイト「09NEWS」の運営責任者でもある。