子どもの成長のカギとなる?!プレゴールデンエイジとは
教育の業界に携わっておりますと、
様々な場所でプレゴールデンエイジという言葉を聞きます。
プレゴールデンエイジとは、小学校低学年の年齢です。
この期間は、ゴールデンエイジと呼ばれる
小学校高学年の年齢に入る前の準備段階として、とても重要な時期だそうです。
この時期に大切なものは、”豊富な体験や経験”であると言われます。
理由としては、
「この時期は神経系の発達過程時期であり、
体内にさまざまな神経回路が張りめぐらされていく大切な時期だから」
この時期に偏った教育を行ってしまうことは、
実は神経回路の発達を妨げてしまう可能性もあるそうです。
逆を言うと、この時期は集中力が長続きせず、
常に新しいものに興味が移っていくといった特徴をもっています。
子どもたちは正直です。
だからこそ、一つのことに集中せず、
豊富な体験や経験を通して、たくさんの刺激を与え、
神経回路を発達させることが重要なのです。
そして、ゴールデンエイジでは、神経系の発達がほぼ完成に近づく一方、
身体的にもやや安定した時期に入ります。
この時期は、動きの習得に対する準備も整い、
さらに、脳・神経系がまだ柔らかく柔軟であるという非常に特異な時期のようです。
しかし、一生に一度だけ訪れるこの重要な時期は、
それ以前の段階でさまざまな体験や経験をし、
神経回路を形成している場合にしか現れません。
多くの先生方のお話を聞いて、間違いなく言えることは、
プレゴールデンエイジだけではなく、
このNEWSサイトのタイトルにもなっている09(0歳~9歳という意味です。)という年齢は、
その後の成長を左右する大変重要な時期であるようだと、言うことです。
その時期に子どもたちにどういった環境を用意するのかは、
ご両親が決める事です。
学童を運営しているある経営者の方が
「子どもたちに良き環境を用意できないのは、親の責任だ」
とよく言っています。
何が良い環境なのかは別として、
子どもは自ら環境を用意することが出来ません。
環境を用意するのは、間違いなく保護者の皆様です。
子どもたちにとっても、
保護者の皆様にとっても、
良き環境が見つかるように、
私たちも少しでもお役に立てればよいなと思っています。
林 勇希
株式会社Gクリップコーポレーション
取締役 経営コンサルタント
幼稚園を中心とした子どもに関わるビジネスの経営コンサルタント。
幼稚園・スポーツクラブにおいての学童保育立ち上げ提案、幼稚園の園児募集、スイミングクラブの会員募集、保育所立ち上げなど、子どもに関わる幅広いビジネスにおいてコンサルティングを経験。現在は私立幼稚園、こども園に特化した“ベストマッチング・サービス”を提供するGクリップコーポレーションに所属し、幼稚園の園児募集、教育施設への学童参入支援、スイミングクラブ会員募集支援等、教育業界へのコンサルティングを行っている。0歳~9歳の子どもたちの教育を研究し、指導員を育成する一般社団法人キッズコンサルタント協会の理事を務めるほか、元プロテニスプレーヤー杉山愛選手の母である杉山芙沙子氏が開発した幼児向けスポーツプログラムの普及を行う一般社団法人次世代SMILE協会の研究員も務めている。
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