叱るや褒めることよりも意識したい大切なこと
世の中には色々な育児法があります。
そして一つ一つの家庭にそれぞれの育て方があります。
教育的、躾的観点からみて、
叱るや褒めるはどうしたらいいのかと
悩んでいるご家庭も多いのではないでしょうか?
・どう叱ったらいいのか
・どこまで叱ったらいいのか
・どう褒めたらいいのか
・どんな風に褒めたらいいのか
などなど。
でもその前に注意したいポイントがあります。
叱るや褒めるは誰目線かということです。
それがいいとか悪いとか、
それはすごいとかすごくないとか、
そういった叱る・褒めるは
親である”わたし”からの見え方であり、
“わたし”の考えの中で判断されるものです。
もちろん全てそうとは言い切れませんが、
それを強制し過ぎるのは、ただ自分の考えを
押し付けていることと同じことになりかねません。
判断軸が親にある状態を続けていると、
いつまで経っても依存関係でいることとなります。
赤ちゃんの頃は依存関係から始まり、
離乳が始まるとだんだんと
依存から自立へと成長していきます。
これは身体ともに、です。
親として、家族のルールとして
いけないということは明確に伝えていくことも大切です。
心の底から本当にすごい!と思った時には
それを伝えていくことも大切です。
でも、わざわざ叱ろうとしなくても
わざわざ褒めようとしなくてもいいのです。
頭ごなしにダメだよ!と強制したり、
褒めて自分の思い通りにさせようとしたりするよりも、
本人に考えさせる力をつけるようなアプローチは
後に親離れする時期になった時、
本人にとってとても大切な力となっていると思います。
親に判断を仰ぎ続ける子供でなく、
ある時からしっかり自分で考え、
自分の意見を持てる子に育てていくのは、
本当の意味で子供のためなのではないでしょうか。
アドラー流コーチング メンタルコーチ
水上満乃理(みずかみ みのり)
某大手コンサル企業にて6年間勤務後、結婚と共に退社。 以前から興味のあったアドラー流コーチングを学び、コーチとして個人事業を設立。 現在、2016年5月に生まれた息子(第一子)と第二子妊娠中で子育て真っ只中。
アドラー流コーチングとは、「褒めない・叱らない育て方」「勇気づけ」「目的論」などを提唱する心理学者アドラーの思想を基にしたコーチング。コーチングの考え方をもとに、初めての育児に試行錯誤しながら毎日を楽しく過ごしている。
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