「おうちモンテ」始めてみませんか?②
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今回は敏感期に合った「教具」はどのようなものかお話しします。
モンテッソーリ教育では
一人一人がその時行う活動を選び、
そこに向かうことを大切にしており、
その活動を「お仕事」と呼びます。
通常、モンテッソーリの教室には様々な教具が置かれています。
それぞれの教具は視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚といった五感を使うため、
モンテッソーリ教育は感覚教育ともいわれます。
自分で選んだ教具を使い、
お仕事を通して、
その活動を繰り返し行っていくことで
小さな達成感を積みながら、
時には自分から間違いに気づき訂正することができます。
教師はそれらをサポートすることに徹します。
・自分で活動を選ぶ (主体性)
・自分で完了することができる (達成感)
・繰り返し行う (集中力)
・更に他のことに興味を持ちやりたいと思う (知的好奇心)
などを通して自分への信頼が増し、
「自分はできる、大丈夫」と自己肯定感が育まれていきます。
自己肯定感を築くということは、
失敗を恐れずチャレンジする心を育てます。
そして何度失敗してもまたやってみようと忍耐強さが生まれます。
モンテッソーリ教育の教具を正しく扱うには
専門知識が必要であり、
正しく提供できるからこそ
教具本来の効果が発揮できるのですが、
教室にお子さんを通わせるのには
ハードルが高いと感じる方も多くいらっしゃると思います。
まずは意気込まず、
お家で作れる・用意できる活動を通して
楽しく実践してみてはいかがでしょうか?
それが「おうちモンテ」の第一歩です。
よく子どもを観察し、
自分でそれをできる環境、道具、機会を用意すること。
子どもを尊重した接し方、環境を整えること。
家庭でできる基本的な部分はたくさんあるのです。
0~3歳は身の回りのことを自分でやる、
日常生活を送るための練習の時期ともいわれます。
おうちモンテで楽しく、集中し、
敏感期をうまく活用するためにはどうしたらいいのか?
次回からお伝えしてまいります!
アドラー流コーチング メンタルコーチ
水上満乃理(みずかみ みのり)
某大手コンサル企業にて5年間勤務後、結婚と共に退社。 以前から興味のあったアドラー流コーチングを学び、コーチとして個人事業を設立。 現在、2016年5月に生まれた息子(第一子)と2019年7月に生まれた息子(第二子)の子育て真っ只中。
アドラー流コーチングとは、「褒めない・叱らない育て方」「勇気づけ」「目的論」などを提唱する心理学者アドラーの思想を基にしたコーチング。アドラー流コーチングとモンテッソーリ教育の考え方をもとに、初めての育児に試行錯誤しながら毎日を楽しく過ごしている。
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