おしゃぶりは良い?悪い?メリット、デメリット、使い方、それぞれ3つのポイント
私はもともと、おしゃぶりを
与えるつもりはありませんでした。
でも、生まれてすぐ入院した長男は
私がいない間におしゃぶりをもらい、
その後は母乳育児で要らなかったのですが、
保育園に預けるようになると
「寝ないからおしゃぶりが必要だ」と言われました。
また、「泣いているのがストレスになる」と
育児を手伝ってくれているパパからの要望もあり、
指しゃぶりよりはいいかな、
程度の理由でおしゃぶりを与えました。
フランスでは、
おしゃぶりを与える習慣が強いようで、
幼稚園では年少さんのうちに
止めさせるような指導もしています。
ただ、無理に止めさせると
ストレスから爪噛みなどの習慣に
移ってしまうようなので、注意が必要です。
では、おしゃぶりのメリットとデメリットはなんでしょうか?
〈メリット〉
① おしゃぶりをすることで、赤ちゃんが安心感を得られたり、
泣き止んだりするので、育児のストレスが軽減できます。
電車の中で急にぐずられて周りが気になった時などに、
応急処置ができますね。
② おしゃぶりは鼻呼吸を促し、お布団が顔にかかっても
おしゃぶりのおかげで窒息することもないので、
乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防にもなるという説があります。
③ こまめに洗えば、指しゃぶりより衛生面で安心です。
〈デメリット〉
① 長時間使用していると、
歯並びや噛み合わせが悪くなることがあります。
② 赤ちゃんとの会話やスキンシップが
減る傾向があります。
③ 赤ちゃんは口に物を入れて
その形などを確かめますが、
その機会が減ったり、発語しにくかったり、
成長の妨害となる可能性があります。
こうした点を踏まえると、次のような使い方がいいようです。
① 長時間使わない。
② 2歳半までに使用を止めさせるようにする。
③ おしゃぶりをしていても会話やスキンシップを怠らない。
我が家では仕方なく与えたおしゃぶりですが、
保育園でも日中は使わないように
指導してくださったので、使うのは寝入る時だけ。
長男は4歳になる前のある日、
「おしゃぶりが臭いよ。どうして? 」と聞くので、
「そりゃ、ばいきんまんがいっぱいいるからよ。」
と答えると、あっさり止めてくれました。
アンパンマンパワーは、絶大です。
参考文献
http://ur2.link/Colh
http://babynet.jp/5906.html
ドゥロー ユミコ
フランスにてプロとパパママ友と一緒に、親がボランティアで経営に参加するモンテッソーリ教育の保育園を創設。
音楽の仕事をしながら、その経営に携わっている。理解のあるフランス人夫とともに、日本とフランスの子育ての違いから
「いいとこどり」をして楽しい育児を目指す、5歳、3歳、1歳の3児のママ。
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