2018.04.20
小さい頃からアートに触れさせてみよう!
フランスで子育てをしていて良いと思うところは、
文化に対する意識が強いところです。
私の子どもの通う幼稚園では、
年少の頃から画家について学ぶ時間があります。
年少の時はアルチンボルドというイタリアの画家の描いた、
果物や野菜などを寄せ集めた肖像画について学びました。
日本ではだまし絵のように
紹介されることもある画風ですが、
園児は家から野菜を持ち寄り、
アルチンボルドの絵を真似て野菜で顔を作りました。
これらの野菜は、野菜についても学んだ後、
スープにしてみんなに振舞われるので、無駄もありません!
年中では印象派画家、
特にゴッホについてでした。
一年間で学んだゴッホや印象派画家の作品集とともに、
ゴッホの絵を真似て描いた
子ども達の絵が学校に展示され、
幼稚園はさながら美術館のようでした。
遠足でモネの家などに行くことができるのも、
フランスならでは、です。
先日、ミレーなどの風景画家が生まれた
バルビゾンに遊びに行きました。
お土産屋さんにあるポスターを見ていると、息子が
「あ、この人の絵、知ってる!」
と指差したのは、ゴッホの絵。
6歳にしてゴッホが分かるのかと、
ちょっとしたカルチャーショックを受けた私。
幼児の時から本物の絵に触れ、学び、
それを実践してみる、という教育は、
とても有意義なように思いました。
ドゥロー ユミコ
フランスにてプロとパパママ友と一緒に、親がボランティアで経営に参加するモンテッソーリ教育の保育園を創設。
音楽の仕事をしながら、その経営に携わっている。理解のあるフランス人夫とともに、日本とフランスの子育ての違いから
「いいとこどり」をして楽しい育児を目指す、6歳、4歳、2歳の3児のママ。
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