小さい頃からアートに触れさせてみよう!

小さい頃からアートに触れさせてみよう!

フランスで子育てをしていて良いと思うところは、
文化に対する意識が強いところです。

私の子どもの通う幼稚園では、
年少の頃から画家について学ぶ時間があります。

年少の時はアルチンボルドというイタリアの画家の描いた、
果物や野菜などを寄せ集めた肖像画について学びました。

日本ではだまし絵のように
紹介されることもある画風ですが、
園児は家から野菜を持ち寄り、
アルチンボルドの絵を真似て野菜で顔を作りました。

これらの野菜は、野菜についても学んだ後、
スープにしてみんなに振舞われるので、無駄もありません!

小さい頃からアートに触れさせてみよう!1

 

 

 

 

年中では印象派画家、
特にゴッホについてでした。

一年間で学んだゴッホや印象派画家の作品集とともに、
ゴッホの絵を真似て描いた
子ども達の絵が学校に展示され、
幼稚園はさながら美術館のようでした。

遠足でモネの家などに行くことができるのも、
フランスならでは、です。

小さい頃からアートに触れさせてみよう!2

 

 

 

 

先日、ミレーなどの風景画家が生まれた
バルビゾンに遊びに行きました。

お土産屋さんにあるポスターを見ていると、息子が

「あ、この人の絵、知ってる!」

と指差したのは、ゴッホの絵。

6歳にしてゴッホが分かるのかと、
ちょっとしたカルチャーショックを受けた私。

幼児の時から本物の絵に触れ、学び、
それを実践してみる、という教育は、
とても有意義なように思いました。

 


%e3%83%97%e3%83%ad%e3%83%95%e3%82%a3%e3%83%bc%e3%83%ab%e5%86%99%e7%9c%9f

ドゥロー ユミコ
フランスにてプロとパパママ友と一緒に、親がボランティアで経営に参加するモンテッソーリ教育の保育園を創設。
音楽の仕事をしながら、その経営に携わっている。理解のあるフランス人夫とともに、日本とフランスの子育ての違いから
「いいとこどり」をして楽しい育児を目指す、6歳、4歳、2歳の3児のママ。