想像力を働かせながら子育てをしよう
自分の子どもなのに
何を考えているのか分からない、
そう悩むことはありませんか?
我が子とはいえやはり別の人間なのですから、
当然といえば当然のことですが、
やはり血のつながっている家族なら
理解してあげられると思っていますよね。
そんな時は、想像力をフルに働かせましょう。
自分だったら、ではなく、
これまでの経験からできるかぎりの想像をしてみるのです。
すると、これまで分からなかった子どもの気持ちが、
なんとなく見えてくるかもしれません。
「なんとなく」とは何とも頼りない感じがしますが、
それでいいのだと思います。
ただ子どもが、抱えている問題について
話したがらない時もあります。
それでも、やっぱり親にだけは
分かってほしいと心のどこかで思うのが
子どもの本心ですから、じっくり付き合ってあげましょう。
また想像力は、子どもの危険予防にも役立ちます。
ちょっとの距離だからと、
チャイルドシートにちゃんと乗せずに
出発しようとすることはありませんか?
でも、万が一事故が起きたら・・・?
そう思うと、面倒でもやっぱり
ちゃんとチャイルドシートに
座らせて行こうと思えるのではないでしょうか。
もちろん、危険をすべて回避することはできません。
でも、何かあった後に
「あの時こうしていれば」と後悔したくはないですよね。
想像することは、そんなに難しいことではありません。
実際には、
「あ~、やっぱりやっちゃった!」
ということ、多くないですか?
止めておきなさい、というのに、
止めないから怪我をする。
あんなところに置いて危ないなぁと思って
見ていたら、やっぱりコップを倒してお茶がこぼれる。
怒ろうにも、あまりにも
自分の想像通りで笑いすら出てきます。
笑うと「こっちは痛いのに!」と、
子どもに叱られるんですけれどね。
ドゥロー ユミコ
フランスにてプロとパパママ友と一緒に、親がボランティアで経営に参加するモンテッソーリ教育の保育園を創設。
音楽の仕事をしながら、その経営に携わっている。理解のあるフランス人夫とともに、日本とフランスの子育ての違いから
「いいとこどり」をして楽しい育児を目指す、6歳、4歳、2歳の3児のママ。
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