「○○しない」をほめられたら効果抜群!

 

落ち着きがないの、うちの子・・・・
全然じっとしてなくて勢い余った、
ぶつかったり、壊したり・・・・

男の子に多いかなこんな悩みをもつお母さん。
確かに学校行くまでにもう少し・・・
そう思うお母さんも多いですね。

決められた時間を騒がないで過ごした、という成功体験を
お母さんとお子さんでしっかり共有できるといいですね。


スーパーでお買い物。
「今日はお母さんは急いでいるの。
牛乳と卵をカゴに入れて十分でレジに行くからね。
長い針が6までにレジでピッてしてもらわないとなんだ。
一緒に頑張ってね。でも走ったらいけないよ。
他の人にぶつかるのは危ないからね」

「ありがとう一緒に頑張ってくれたから間に合った」

ある日のご飯作りで
「今日はママは頭が痛いの。
でもみんなのご飯を作らなくちゃなの。
手伝ってください。助けてくれないと困るんだ」
と言って野菜を洗ってもらったり、お皿を運んでもらったりしましょう。

手伝ってもらったところで飽きる前に
「ありがとう助かったわ!あとはママが出来そう」

目的をはっきりしてやることがいっぱいあると
他のことに目がいかないので、5分~10分が集中できますよね。
その時、誰かの役に立ったりすると
こういう子は正義感も強い子が多いのでうまくいくことが多いですね。

短い時間でうまくいったことをしっかり褒めてあげてください。
こうした5分~10分を積み重ねていくことが大事ですね。

ぶったり、かんだりすることがある子がいますね。
ぶちそうな時かみつきそうな時、
「○クンダメ。しないのよ」といって
ぶちそうなのを止めたら
かみそうなのを止めたらほめてあげてください。

ついつい、ぶったり噛んだりした方に
お母さんはため息をつきそうだけど、そうではなくて、
途中でも我慢したことを褒めてあげてください。
ブレーキをかけたことを褒めてあげてくださいね。
我慢して○○をしなかった
これをほめるのはかなり難しいかもしれないけど、お母さんの頑張りどころですね。

そしてコンビニで騒がなかったね。
ATM並んでいる間騒がなかったね。

こうした落ち着かない子は、スポーツがお薦めです。
ルールの中でがまんしたり、どんどん動いたり脳も体もフル回転。
瞬発力・判断力・忍耐力・悔しさ・勝った喜びが気持ちを育てます。

こうした好奇心旺盛な子も大事な特性です。
新しいものを作り出そうとしたり、
行き詰った雰囲気の時に新しいことをやってみようとする人の存在も必要です。

特に、今のように新しいものを作り出すことが求められる時代には
慎重な人ばかりが必要なのではありません。
こうした子のよさとして発揮できる場はきっとあります。

 

 

makisensei

 

学校法人弘道学園 秩父幼稚園

園長 柴原 眞紀

 

大学卒業後、某大手出版社・公立中学校の先生を経験。現在の理事長兼慈眼寺住職(幸保さん)と結婚。2004年、当時、少子化と過疎化により、廃園の噂が出るほど危機的な状況だった秩父幼稚園園長に就任。その後、娘二人の不登校問題に直面。我が子の子育てに母親の役割、家族の意味を考え、ママたちの育児ストレスをどう解決するのかという問題に教育者としての視点から向き合うことの大切さを痛感。その後、自らの経験と園児と保護者とのかかわりによる気づきをもとに、園児とその家族を支援していくという方針を立ち上げ、「みんながはっぴーに」なる幼稚園として、秩父幼稚園を再生。現在は、秩父保育園・秩父幼稚園が一体化した認定こども園として、どんな子どももご家庭も支援する学園づくりに奔走。