就学準備に加えたい ひと手間
小学生になると、
帰宅後にしなければいけないことが盛りだくさん。
いちいち親が、
「宿題しなさい。」「時間割そろえた?」
なんて言っていたら大変ですね。
「プリントは必ず見せなさいって毎日言っているでしょ!」
「どうして体操服を洗濯籠に出さないの!」
毎日、同じことを言い続けるのは
育児の大きなストレスのひとつです。
子どもだって毎日同じことを言われるのは嫌なはず。
でも、いちいち言わなくても、
“何をしなければいけないのか”を
分かりやすく示してあげれば、
子どもは一人でできるのです。
私は息子が1年生になったとき、
こんなものを作りました。
帰宅後にやらなければいけないことを書き出して
100円ショップで売っている
ハードケースに入れたものです。
「ただいまカード」と呼んでいて、
廊下に吊り下げていました。
学校から帰ったらまず、このカードを取ります。
ひとつ終わるごとに、横のクリップを下に移動させます。
(息子は左利きなので、左手で操作しやすくしています。)
そうすることで、“次に何をするか”がはっきりしますし、
もっと大事なのは、“あと何個で終わるか”がよく分かります。
子どもは見通しが持てないと
「ぜんぜん終わらない・・・」と、
やる気を失ってしまいますが、
終わりを明確にすることで
あと何個やればオヤツだ!と
モチベーションを保つことができるのです。
また、漠然と「忘れ物しないように準備しなさい。」といっても
何から始めていいか分からなかったり、
できたつもりでも抜けていたり。
それも、準備の手順を示すことで子どもは一人でできます。
もちろん、これらのカードは
我が家のライフスタイルに合わせたものです
そして、これらのカードは、
ずっと使うわけではありません。
息子も夏休み前には
「カード見なくてもできそう!」
「カード無しでもできた!!」
と言ってカードを卒業していました。
(夏休み明けは「忘れた」と、しばらくカードを見ていましたが。)
子どもがパターンを覚えて、
自信がついたらカードは卒業ですね。
親がいちいち言わなくても
子どもがやるべきことをやってくれたら、
育児のストレスは大幅に軽減されるはず。
親も子もストレスフリーな毎日のために、
ちょっとひと手間 加えてみませんか?
Sachiko
長年、保育士として多くの子どもたちと関わってきたが、発達凸凹児な息子の通学に付き添うため、息子の就学を機に保育の現場を離れる。子ども用品の裁縫やウクレレを趣味としており、現在小学2年生の息子と凸凹な毎日を謳歌中。
息子にとって「わかりやすい生活」は、みんなにも「わかりやすい生活」。そんな生活づくりを日々目指している。
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