働くママは、子どもと上手に向き合おう!

働くママは、子どもと上手に向き合おう!

出産後、職場復帰しようとすると、いろいろな悩みが浮かんできますね。
夫婦共働きの子育てに、最初は多くのママが不安感を持つことでしょう。

もしかしたら、周りの人から
「そんな小さい子どもを預けて働くなんて、子どもがかわいそう」と、
言われることもあるかもしれません。

でもその子自身は、人に言われるほど淋しいと思っていないこともあります。
なぜならその子は、他の子どもの立場を経験したことがないからです。

0歳児の頃から保育園・幼稚園に通っている子どもたちは、
園に行って一日過ごすのは当たり前。

入園の頃はしばらく、預ける時に泣いたりする子もいるとは思いますが、
子どもは環境への順応能力が高いので、
慣れてしまえばそういう毎日が、自分の毎日なんだと記憶します。
物心がつく頃にはきっと、お友だちもできて、
自分の好きな遊びを見つけることができるでしょう。

そして、夕方になればママが、またはパパが、
ちゃんと迎えに来てくれると分かっているから、
昼間はずっと一緒にいなくても大丈夫なのです。

子ども

園に迎えに行って子どもが出てきたら、
とにかく抱っこして、ギューッとしてあげましょう。
子どもはその瞬間を楽しみに、一日を過ごしているのです。

そしておしゃべりができる子には、
「今日は何をしていたの?」と聞いてあげましょう。
「○○ちゃんがね、こうだったよ」と、
それは他愛もないことの繰り返しかもしれませんが、
子どもは自分のことを、親がちゃんと気にかけているということに、
安心感が持てるはず。

だからこそ、一緒にいられる時間を大切にしたいですね。
共働きの子育てに大切なのは、
一緒にいる時間の長さではなく、一緒にいる時間の濃さだと思います。

働くママが大事なこと、それは
ママ自身に働くことへの迷いがあっても、
それを子どもに感じさせないことです。

ママが「ずっと一緒にいてあげられなくて可哀そう」とか、
「自分が働きたいから子どもに負担をかけている」などと思っていると、
子どもにはすぐに伝わってしまいます。

毎日は忙しく、思い通りにならないことは多いかもしれませんが、
「お仕事してるママは、カッコイイ!」と、子どもたちに思ってもらえるように、
一緒にいられるときは笑顔でいたいですね。

 


 プロフィール写真

綾音

高校生と小学生の兄弟を持つ母親。長男出産後、育児に翻弄されながらも「今まで誰かに、こんなに必要とされたことがあっただろうか」と泣き求めるながら自分を求める息子に、育児の喜びや尊さを実感する。長男の育児体験をもとに、2児の育児にも奮闘。次男を授かるまで少し空いたので、今度赤ちゃんが来てくれたらこうしよう、こうすればうまくいくかも、と考えていたことを実践しながらの育児奮闘期間を過ごす。現在は仕事、主婦業、妻業、娘業と複数の役割を掛け持ち、仕事と育児を両立させ、息子たちが成長した現在も忙しい日々に追われながら、“ワタシ”らしさも探求中。