習い事は、子どもの「したい!」から
習い事をする割合は、
小学校入学前では39%ですが、
小学校に入ると85%へと倍増しています。
多くの子どもは、習い事をしていますが、
その中でも
「子ども習い事をさせたいけど、なにもやりたがらない・・・」
という悩みを抱えるお母さんもいるようです。
「私がやってきたことがあるからこそ…」
「私ができなかったから…」
このような想いもあって、
子どもに習ってほしいものがあるのではないでしょうか?
しかし、
「水泳を習わせて泳げるようになってほしい…」
「姿勢が良くなって欲しいからバレエをやらせたい…」
気づけば、「やらせる」ことばかり
考えてしまうかもしれません。
親の望みを一方的に押し付けては、
子どもは「言われたからやる」という
“外からのやる気”が大きくなり
習い事を始めたとしても
長続きしづらくなってしまいます。
では、「やりたいからやる!」という、
子どもの“内からのやる気”は
どうやって生まれるのでしょうか?
この“内からのやる気”に大切なのは
知的好奇心です。
知的好奇心は、
“疑問”や“驚き”によって向上します。
では、“疑問”や“驚き”は
どうすれば生まれるのか?
それは、“観る”ことです。
習い事に夢中で楽しそうな子どもの姿を観ることで
「すごいな!」
「なんであんなに上手にできるんだろう?」
という気持ちになり、
「自分もやってみたい!」に繋がるはずです。
親として習わせたいものがあるなら
子どもが、その習い事を観る機会を作りましょう。
そして、お母さんやお父さんは
子どもが習い事を見ている姿を
「観る」ことが大切です。
子どもはどんな目をしているのでしょうか?
子どもの目がギラギラする機会を
たくさん作ることができれば、
子どもの「やってみたい!」が
自然と生まれるはずです。
子どもの“内からやる気”を期待して待つこと、
それを大切にしてみてください。
野中 彩乃(のなか あやの)
神奈川県内の大学で心理・社会学を専攻。
応用スポーツ心理学を基としたメンタルトレーニングを、育成年代の部活動生に指導し、その重要性を伝えている。
また、09newsのジャーナリストとしても活躍中。
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