歩育のすすめ!②子どもの靴選びのポイント

 

前回に引き続き、歩育のすすめ!
今回は子どもの靴の選び方です。

子どもの靴の選び方ポイントは、

①素材 通気性のよいもの
②しっかりと足の甲、足首を固定できるもの
③足の指が伸ばせるスペースがあるもの
④つま先が少しそりあがっているもの
(子どもはベタ足で歩くので、
そりがないとけり出しにくく、つまづきやすくなります。)
⑤踵の収まる部分がしっかりしているもの
(手で触ってみて、軟らかすぎたり、
容易にねじれたりするものもよくありません)

よい子ども靴には、踵を包みこむように「月型芯」が入っていて、
不安定な子どもの足が倒れこむのを防いでくれます。

また靴底は、足の蹴り返しで曲がる位置で、靴が曲がることも大切です。

では、靴の買い替え時期はどうでしょうか。

靴の買い替え<足の発達成長のチェック>の目安
・3歳までは3~4ヵ月に一度は見直しましょう
・3歳以降は、個人差がありますが、最低半年に一度は見直しましょう

合わない靴をはいていると・・・

すぐ大きくなってしまう子どもの足。
どうせすぐ大きくなるんだから、
無理をして靴が小さくなってもはかせたままにしていませんか。

少しでも子どもが痛がったら、靴が小さくなったサイン。
合わない靴をはいていると、柔らかい足は変形してしまう危険性が。
それだけではなく、歩き方も変わってしまうのです。

 

大きめな靴をはいていると・・・
靴の中で足が動いてしまい、
靴の前の方に滑り込み、
指が詰まって変形する恐れがあります。

保護者の方が、
ご自分の靴のサイズより1~2cm大きな靴をはいて、
歩いたり走ったりすることをイメージしてみてください。

足が靴の中で固定されないので、
指が痛くなったり、ねんざやけがの原因になりかねません。

「靴の屈曲する場所」と
「足の曲がる位置」が合わないと、
歩きづらく足の筋肉や骨格の機能を正しく使った歩き方が身に付きません。
踵がしっかりフィットしていないと、
歩くたびに踵があがってしまい、不自然な歩き方になってしまします。

曲がりにくい靴をはいていると・・・
せっかくサイズの合った靴をはいていても、
底が固く曲がりにくい靴だと子どもの足に大きな負担をかけてしまいます。

しっかり地面をけって歩くためにも、
足の曲がる位置できちんと曲がる靴を選んであげましょう。

子どもは筋力が弱いので、
曲がりにくい靴でもかけられる力は小さいのです。
曲がりにくい靴をはくと、足を曲げずに歩くため、
不自然な歩き方になります。

靴を買うときは保護者の方が
靴の前と後ろを両手ではさんで曲げてみてください。
靴底が前から三分の一のところで簡単に曲がる底の柔らかい靴を選んであげましょう。

 

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satosensei

都賀保育園

園長

佐藤 圭子(さとう けいこ)

 

自閉症の子どもに関わるようになって保育に興味をもち保育の業界へ入る。
ハンガリーやドイツ、韓国やデンマークの保育園を視察するなど、熱心に業界研究を行い日本の保育の質の向上と子どもたちの豊かな未来を創るために日々奔走している。子どもたちと積木遊びをすることが好きで、ネフ社・ガプラ・WAKUブロックなど様々な積木を用いて、園児たちと遊びを通じた教養に尽力している。子どもにとって良いと思ったモノはすぐに取り入れるため保育用品などを自作で作り上げることもしばしばある。これまでつくりだした保育用品は100点以上に上る。