息子を救った通りすがりのおじさん。心がほっこりするありがたい出来事

息子を救った通りすがりのおじさん。心がほっこりするありがたい出来事

長男は、毎日
バスと電車、スクールバスを
利用しています。

少し前になりますが、

家を出た息子から
電話がありました。

「定期が切れてて、電車に乗れない・・・」

しまった!

定期の期限切れだけでなく、
Suicaのチャージもしてなかった・・・。
これは完全に親の失敗。


ランドセルには、
万が一のために持たせている小銭があるはず。

「ランドセルのポケットにお金があるでしょ?
 それで切符を買いなさい。
 駅員さんに教えてもらいなさい!」

と話していると、
息子の電話から

「どうしたの?何か困ってるの?!」

と話しかけている男の人の声が。

そして電話は切れました。
駅員さんが助けてくれたかな。

しばらくすると
登校メールも届きました。

良かった。
無事学校に着いた・・・とホッとしました。

帰りがあるので、
チャージしたSuicaを学校に届けました。

帰宅した息子に話しを聞いてみると、
なんと、声をかけてくださったのは、
スーツを着たおじさん。

その方のお金で切符を買ってもらい、
しかも!
「帰りはこれで切符を買いなさい。」と
百円玉を持たせてくださったとのこと。

今、見て見ぬ振りが当たり前の世の中、
困っている息子を助けていただき、
感謝でいっぱいです。

ご自身も出勤途中で忙しく、
一分一秒でも時間が惜しかったはずです。

そして
切符を購入、帰りのお金まで持たせてくださるなんて・・。

翌日、少し早めに駅に行き、
息子と2人で立って待ちましたが、お会いできず。

2日目には、
「もう顔が分からない・・・」と言い出す息子。

感謝の気持ちをお伝えし、
お借りしたお金を
お返ししたかったのに残念。

すれ違っていたかもしれないのにな・・・と
残念でなりません。

助けていただいたことに
感謝すると共に、困っている人に
手を差しのべることができる

良心と勇気。

自分もこうありたいと思いました。

息子にとっても、
良い社会勉強になったことと思います。
(代替案→息子も将来この方のように優しい心を持った大人になってほしいなと思います!)

みんな良い人ばかりとは限りませんが、
大人は信頼できる・・・と
子どもたちには
安心してもらいたいものです。

まずは私たちが心にゆとりを持ち、
積極的子どもたちが安心して暮らせる
社会づくりをにしていきたいですね。

しかし、助けていただき、
本当にありがとうございました!

 


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学校法人千葉白菊学園 千葉白菊幼稚園
副園長
鳰川 理江(におかわ りえ)

1972年、静岡県生まれ。聖徳大学人文学部卒。千葉市内の幼稚園に勤務していたとき、視察に来た現学校法人千葉白菊学園理事長の泰也さんと出会い、結婚。2005年の長男出産目前のとき、夫婦で千葉白菊幼稚園の経営を担うことに。現在、3人の男の子を育てながら、千葉白菊幼稚園の副園長を務めている。