最初の「ダメ」は命をまもる「ダメ」

最初の「ダメ」は命をまもる「ダメ」

初めての「ダメ」はハイハイをし始めたころ
初めての「ダメ」は元気にハイハイ始めた頃でしょうか?

自分の足で動けるようになって
【行きたいところに行く】
それが可能になったお子さんは好奇心で目がキラキラ


引出しは開かないようにして、階段にはゲートをつけて
コンセントはふさいで・・

赤ちゃんはゴミまでお口に入れますから、床の上も目を光らせて・・・・・
お母さんはお子さんが元気に過ごせるように気を使います。


ここで初めての「ダメ」


声は低く眉毛を寄せて顔は厳しい表情で
いつものお母さんとは違うぞっていう感じを体全体で表現して
短くはっきりと「ダメ」と言い切ってください。
くれぐれも「あらあらこんなことしてダメじゃない」と優しく言わないように。


いつも笑顔いっぱいで一緒にいるのが楽しくて
いつもおいしかったり温かくしてくれる大好きな人が
怖い顔が言うからお子さんもビックリ


思わず手を引っ込めたり緊張して固まったりしますね。


5秒くらいで十分です。
お子さんが緊張してお母さんの様子を見たりしたら、
「よくがまんしたね」
「そう、これはしてはいけないんだよ」
と緊張を解く言葉を柔らかい口調で言って、ほめてあげてください。


これがずっと注意する基本になります。
だから使いすぎてはいけません。
慣れてしまって、効果が半減するからです。
一日に二~三回までくらいですね。


しつけと言ってがみがみ怒っても、
ぶっても、実は効果がありません。
恐怖で相手を思い通りにしても、そこには愛情も信頼も生まれません。
叱るには相手に十分に好かれていること、
尊敬されていることが絶対条件です。


いつかお子さんが一人で判断する時が来ます。
万引きをしてしまいそうな時、
だれかを殴ってしまいそうな時、
相手を無視したくなった時に
大好きなお母さんがお父さんが悲しむからやめようと思えるかどうかです。


愛されているということは、
絶対に信じてもらっていることでもあります。
憎しみがあふれていると周りの人や自分を傷つけることを選びます。


だからこそ、お子さんから
『この人は私のことを大事に思ってくれて、危険や空腹や寒さから守ってくれて
そして、いつだって心から笑ってくれる人』
って思うように、
毎日おいしいご飯を作って、温かくして、
たくさんの笑顔をしてあげることです。


お子さんの命を温かく包んであげることです。

 


makisensei

 

学校法人弘道学園 秩父幼稚園

園長 柴原 眞紀

 

大学卒業後、某大手出版社・公立中学校の先生を経験。現在の理事長兼慈眼寺住職(幸保さん)と結婚。2004年、当時、少子化と過疎化により、廃園の噂が出るほど危機的な状況だった秩父幼稚園園長に就任。その後、娘二人の不登校問題に直面。我が子の子育てに母親の役割、家族の意味を考え、ママたちの育児ストレスをどう解決するのかという問題に教育者としての視点から向き合うことの大切さを痛感。その後、自らの経験と園児と保護者とのかかわりによる気づきをもとに、園児とその家族を支援していくという方針を立ち上げ、「みんながはっぴーに」なる幼稚園として、秩父幼稚園を再生。現在は、秩父保育園・秩父幼稚園が一体化した認定こども園として、どんな子どももご家庭も支援する学園づくりに奔走。