夜泣きの原因は?
赤ちゃんを育てていて
誰もがぶつかる壁、「夜泣き」。
中にはぐっすり眠る優秀な赤ちゃんもいますが、
ある時から急に夜中に起きるようになる子もいます。
その原因ははっきり分かっておらず、
不安だったりストレスを感じたりしている
のではないかといわれています。
でも、フランスではそう曖昧にはさせておきません。
その原因は、「歯」だといいます。
生まれたばかりの赤ちゃんの歯茎には
すでに、これから生えてくる乳歯だけでなく、
その後ろに永久歯も準備されています。
その歯が少しずつ大きくなって移動し、
歯茎を突き抜けて出てくるわけですが、
その痛みは大人では我慢できないほどだといいます。
その痛みが夜中の寝ている間に増すため、
夜泣きをするといわれています。
痛みが原因ですので、
解熱剤や痛み止めとして使われる
パラセタモール(日本ではアセトアミノフェン)を
服用させることが多いようです。
この薬は妊婦さんも飲める安全な薬として
ヨーロッパでは普及しており、
赤ちゃん用にフルーツ味のついた
ジェリー状のものが出ています。
それでもやはりこれは化学薬品、
気になる人はホメオパシーの
歯のトラブル用のお薬が出ていますので、
それをあげています。
歯によるトラブルは他にも、
便が酸性になるためおしりがかぶれる、
よだれがたくさん出る、
といった症状があるようです。
それ以外にも夜泣きの原因として、
赤ちゃんにも悪夢を見る時期があるといいます。
赤ちゃんは、
その日に会った人の顔を寝ている間に
夢で見て記憶するといいます。
ちょっとストレスになる出来事があった日なら、
怖い夢を見ても仕方がないですよね。
いずれもなんとなく、
ヨーロッパ的な考え方が強いようですが、
そんなこともあるのかな?と思って、
赤ちゃんの育児が楽になれば嬉しいです。
ドゥロー ユミコ
フランスにてプロとパパママ友と一緒に、親がボランティアで経営に参加するモンテッソーリ教育の保育園を創設。
音楽の仕事をしながら、その経営に携わっている。理解のあるフランス人夫とともに、日本とフランスの子育ての違いから
「いいとこどり」をして楽しい育児を目指す、5歳、3歳、1歳の3児のママ。
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