子どもたちはみんな研究者!

子どもたちはみんな研究者!

私は現在1歳の息子の母親です。

息子が自分で動けるようになってから、
思わず吹き出してしまいそうな
どうしてそれをしようと思ったのか理解しがたい行動
多々するようになりました。

例えばソファーから床にダイブしてニコニコ笑っていたり、
上に顔を向けながら歩いていたり、
上からボールを入れると下に出てくるおもちゃに
ボール以外のおもちゃや
どこかから見つけた日用品を入れていたり。

子供は思い返せば数えきれない位、
不思議な行動やいたずらをしています。

時には笑えないこともあります。

毎食の食事でスープや飲み物などの汁系を見つければ、
そこに色々なものを入れたがり、
スプーンやフォークでぴちゃぴちゃと遊びだす。

水遊びの場ならまだしも、
テーブルの上でやられると
どんどんこちらの心の余裕が消えて
ついつい後始末のことが頭によぎります。

でも。
子供の行動には意味があるのです。

私たち大人が自分の体の
コンディションを整えるために休憩することや、
食事の支度、家族のために
洗濯することなどとは訳が違い、
脳の発達に必要だからその行動をするのです。

脳は生後0ヶ月の生まれた頃から
急速に発達し始め、
5歳の頃には大方完成になってくるといいます。

もちろんその後も発達は続いていきます。

赤ちゃんの頃から少しずつ、
外の世界を知ろうとしていく中で
様々なパターンの収集を始めます。

「これを触るとどうなるかな?」
▶︎「お母さんが慌ててやってきた」

「これをまた触ってみるとどうなるかな?」
▶︎「お母さんがまた慌ててやってきた」…何度も繰り返す

「これを触る」=「お母さんが慌ててやってくる」

と言った具合に、いつも実験して、
どんなことが起こるのか予想してみたり、
結果がどうだったかを確かめたりしているといいます。

それを知った日から我が家では
「研究員」と息子を呼んだりしていて、
子供の”いたずら”をこちらも楽しむように心がけています。

あなたのお子さんは、
今日はどんな研究をしていますか?

 


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アドラー流コーチング メンタルコーチ
水上満乃理(みずかみ みのり)
某大手コンサル企業にて6年間勤務後、結婚と共に退社。 以前から興味のあったアドラー流コーチングを学び、コーチとして個人事業を設立。
現在、今年5月に生まれた息子(第一子)の子育て真っ只中。アドラー流コーチングとは、「褒めない・叱らない育て方」「勇気づけ」「目的論」などを提唱する心理学者アドラーの思想を基にしたコーチング。コーチングの考え方をもとに、初めての育児に試行錯誤しながら毎日を楽しく過ごしている。