「まずは受け止める」が子どもの満足度UPに

「まずは受け止める」が子どもの満足度UPに

「ママ、あのね、○○ちゃんがね…」
「ママ、抱っこ~」
「ママ、一緒に遊ぼうよ!」

子どもの要求は、時間を選びませんね。
それは、ご飯を作っているときだったり、
洗濯物を干しているときだったり、
片付けや掃除をしているときだったり。

思わず「ちょっと今、忙しいから」とか「後でね」とか、言いたくなりますよね。

そう言って、「分かった」なんて言ってくれる子はいいけど、
だいたい「え~」とか「今がいいの!」とか、
ぐずぐずされることも多いんじゃないでしょうか。
子どもとのコミュニケーションは、
大切だと分かっていても、ちょっと面倒な時も…。

特に下の子の世話をしている時など、
邪魔しにきてるの?って思うこともあるかもしれません。
ママはいつも自分だけのものだったのに、
お兄ちゃん、お姉ちゃんになるとそうできない。

だから『赤ちゃん返り』と言われるような行動をしてみたり、
困らせるつもりはなくても、
しょっちゅう話しかけたりして、気を惹きたくなるんですね。

そんな時、どうすればいいでしょうか?

実は子どもって、その時に満足すればもう引きずらないんです。
とりあえずその時、
ちゃんと受け止めてあげれば、案外ごたごたしなくて済みます。

もし、料理をしている最中に、「ママ~、抱っこして」って言ってきたら、
包丁を持つ手をちょっと止めて、ガスの火も止めて、
子どもを抱き上げて、ぎゅっとしてあげてください。

もし、掃除や洗濯物を干しているところに「ママ、○○ちゃんがね~」と言ってきたら、
とりあえず手を止め、子どもに向き合って、
目線を合わせてあげて「なあに?」と聞いてみて下さい。

「あのね、○○で、○○なんだよ~」と言われたら、
「そうなんだ、じゃあ、○○だね」と受け止めてあげて下さい。

ひとしきり抱っこしたり、話し相手になってあげたら、
「じゃあ、ママは続きをするから、遊んでてね」と言えば、
きっと「は~い!」と戻っていくと思います。

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きっと手を止める時間は、ほんの数分。
それで子どもの気が済めば、とってもラクだと思いませんか?
そんな子どもとのコミュニケーションの方法、ぜひ試してみて下さいね。

 


プロフィール写真

綾音

高校生と小学生の兄弟を持つ母親。長男出産後、育児に翻弄されながらも「今まで誰かに、こんなに必要とされたことがあっただろうか」と泣き求めるながら自分を求める息子に、育児の喜びや尊さを実感する。長男の育児体験をもとに、2児の育児にも奮闘。次男を授かるまで少し空いたので、今度赤ちゃんが来てくれたらこうしよう、こうすればうまくいくかも、と考えていたことを実践しながらの育児奮闘期間を過ごす。現在は仕事、主婦業、妻業、娘業と複数の役割を掛け持ち、仕事と育児を両立させ、息子たちが成長した現在も忙しい日々に追われながら、“ワタシ”らしさも探求中。