パパの初めての一歩
ある日、ママが夕方から外出するため、
パパが赤ちゃんの夕食とお風呂を入れるお世話を
一人ですることになりました。
パパは正直、一人でお風呂に入れたことがないし、
ママがいなくて泣かれないかなど色々な不安があり、
「どうしようかな…怖いな…大丈夫かな…できるのかな?」
という思いでいっぱいでした。
離乳食の準備をして、
食べさせて、お風呂に入れて…
一つ一つのことを、自分の焦りが
赤ちゃんに伝わって不安にさせないように
との思いで段取りもうまくいかないことも多かったけれど、
できるだけいつもママといる時と変わらぬよう、
スムーズにということを心がけました。
無事に寝かしつけをした時に思ったこと。
「楽しかった!!!!!!」
どうして楽しかったのでしょうか。
それはいつもよりも赤ちゃんと二人でいる時間が増え、
いつもより遊ぶ時間も増え、
いつもより多く赤ちゃんの笑顔を見られて、
大変よりも楽しい!の方が強く残ったそうです。
パパは今日の日を楽しめたことにより、
やればできるんだという自信にもつながり、
より積極的に子育てに参加していこう、
していけると思えたそうです。
ただ、その日の最後には
寝ている時におむつ替えをしていたところ、
見事におしっこをされ、
お布団まで濡れてしまい
ものすごく焦ってしまったそうです。
ママの不在では
まだまだ赤ちゃんを見るので精一杯で、
家事まではやってあげられないとのことでしたが、
一つ一つ、ママもそうやって
少しずつ時間をかけて積み上げてきたのだと思います。
初めての連続。
でもやれたら自信に変わる。
いつもは「俺にはできない」と言っているパパへ、
小さな一歩から子育てにチャレンジする機会を
提案してみるのもいいかもしれません。
思いもよらず、ものすごく楽しいものであり、
素敵な時間になるかもしれません。
その際にはぜひ、小さな一歩をお勧めします。
アドラー流コーチング メンタルコーチ
水上満乃理(みずかみ みのり)
某大手コンサル企業にて6年間勤務後、結婚と共に退社。 以前から興味のあったアドラー流コーチングを学び、コーチとして個人事業を設立。
現在、今年5月に生まれた息子(第一子)の子育て真っ只中。アドラー流コーチングとは、「褒めない・叱らない育て方」「勇気づけ」「目的論」などを提唱する心理学者アドラーの思想を基にしたコーチング。コーチングの考え方をもとに、初めての育児に試行錯誤しながら毎日を楽しく過ごしている。
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