朝の身支度を楽しい時間に変えちゃおう!

朝の身支度を楽しい時間に変えちゃおう!
今回は、いろんな場面で使えるお子さんの言葉のかけ方です。

お子さんが うまく時間までに登園する支度ができないという時ってありますよね。

朝から、
「ぐずぐずしないで ズボンはいて」
「ご飯、どんどん食べてね」
「早く歯磨きしないと・・・・」
「なにやってるの、園服は?」
と毎朝のように繰り返されるお宅はありませんか?

こんな風に言われちゃったら、
お子さんも、ウキウキどんどん幼稚園に行こう!ってわけにはいきません・・

「でもうちの子、なにやっても遅いんですよ。園長先生」
というお母さんの声が聞こえてきそうです。

でもね。きっとお子さんも頑張っています。
だからちょっとだけ、お母さんの気持ちを変えてみましょう。


まずは、泣かないで落ち着いて家を出る。
だんだん楽しそうに園に向かう。
園に着いて泣いても、すぐに別れる。
泣くのを我慢して、園で別れる。
我慢している感じじゃなく、別れる。
園に行くのが、楽しくなる。

ある日突然、全部を飛び越して笑顔になることもあるけれど、
ひとまず、こんな風に段階があって、
いろんなお子さんが、いろんなパターンで
登園が大変だなってお母さんも思っているんですね。

朝は、なるべくなら気持ちよくって思いますから
お母さんだって、イライラしたくない。
怒っている朝なんて、イヤに決まってます。

では、怒らずにすむ方法

それは、、、
怒らなければいいのです。

 

怒って、キツイ言葉を投げれば
お子さんはニコニコして
幼稚園に行くのでしょうか?
早くと言えば早くなるなら、もうなってます。
怒らないで、過ごす方法
他の表現に変えちゃう努力をしてみましょう。

朝からズボンがはけずに 
でも、自分でやりたいって言い張るお子さん。
2~3歳の頃でしょうか?
ここは笑いで、

朝の身支度を楽しい時間に変えちゃおう!

お母さんが手を出して、
「ワニさん ぱくっ」って言いながら
お子さんの足をとっちゃいましょう。
そして両足ともはかせて、お尻は自分で
最後は、自分でできた感があると本人はとっても満足です。

年長さんくらいなら、もう時間で動けますよね。
さあ、スマホの出番ですよ。
40秒セットしてカウントダウン
さあ、音楽がなる前に靴下履けるかな?
できそうな時間にしてくださいね。
余裕でできちゃう感じでまずは、目標をクリア!

目の前に、目標を分かりやすく設定します。
できそうな目標にして、次は30秒、って短くすると
勝ちたい男の子はみるみる早くなっていきますよ。

終わったら、ちゃんとほめてあげてくださいね。
スゴイ
わ~びっくり早くできたね!

そして、朝から笑っちゃいましょう。
笑顔が増えるだけで、笑い声が聞こえるだけで
テンションは上がります。

早く支度をする
という問題を解決するには、
その問題をどれだけ小さく分解して、
お子さんのできるようにしていくと、
お互いのイライラが減っていきます。

お着替えは誰だって、一人でできるようになります。
ご飯も、一人でたべるようになります
ちょっとくらい、今下手でも大丈夫。
お母さんお父さんが、きちんといい姿勢で、
美味しそうに楽しく食べていれば、ちゃんとそうなりますよ。

イライラして、日常を怒っているお母さんより
笑顔で、楽しんでステップアップしている方が
同じ毎日なら、ぜったい笑顔の方がいいものね。

makisensei

 

学校法人弘道学園 秩父幼稚園

園長 柴原 眞紀

 

大学卒業後、某大手出版社・公立中学校の先生を経験。現在の理事長兼慈眼寺住職(幸保さん)と結婚。2004年、当時、少子化と過疎化により、廃園の噂が出るほど危機的な状況だった秩父幼稚園園長に就任。その後、娘二人の不登校問題に直面。我が子の子育てに母親の役割、家族の意味を考え、ママたちの育児ストレスをどう解決するのかという問題に教育者としての視点から向き合うことの大切さを痛感。その後、自らの経験と園児と保護者とのかかわりによる気づきをもとに、園児とその家族を支援していくという方針を立ち上げ、「みんながはっぴーに」なる幼稚園として、秩父幼稚園を再生。現在は、秩父保育園・秩父幼稚園が一体化した認定こども園として、どんな子どももご家庭も支援する学園づくりに奔走。