イライラが抑えられない時は、怒りの本質を探りましょう
以前にアンガーマネジメントの理論を少しだけ、
紹介させていただきました。
アンガーマネジメントで重要なのは、
怒りがどういう性質を持っているのかを
理解することです。
なぜなら、人は分からないものや、
理解できないことに怖さを感じるからです。
だからこそ、怒りの性質を理解すれば、
怒りと少しずつ、うまく付き合っていけるのです。
今回は少しだけ、怒りの性質について
お話しさせていただきます。
怒りの性質は以下のようなものがあります。
(ほんの一例です。)
①怒りは身近な人にこそ強くなる
②怒りは連鎖する
今回はこのうちの①をご紹介します。
皆さんが特にイライラする人は誰でしょうか?
思い浮かべてみてください。
家族内であったり、会社内であったりしませんか?
思いついた人物が、例えば政治家の○○さんだった
なんて人はなかなかいないと思いますし、
今朝のニュースで取り上げられていた、
犯罪者の名前が上がることもなかなかないですよね。
あなたは、あなたが思い浮かべた人が、
今朝のニュースで取り上げられた犯罪者よりも、
悪いことをしたと思いますか?
そんなことはほぼないと思います。
要するに、
「怒りというのは、身近な人にほど強くなる性質がある」
ということです。
では、なぜ身近な人に怒りを感じてしまうのでしょうか?
それは、あなたが「その人を変えることができる」と思うからです。
上司が部下を叱っていることがよくあると思いますが、まさしくですね。
上司は部下を変えることができると思うからこそ叱ります。
(私個人的には叱っていただけることはありがたいと思います。)
例えば、朝、雨が降っているときに、
天気に対して怒りをぶちまけている人を
見たことありますか?
イラっとする程度ではないでしょうか?
なぜ怒らないかというと、
人は天気を「変える事が出来ないもの」として捉えているからです。
人は変えることが出来ないものには、
そんなに怒りません。
だからこそ、遠い存在の人物には怒りをそこまで感じないのです。
考えなくてはならないことは、
「人は人を変えることが出来るか」ということだと思います。
そんなに簡単なことではないと思います。
ましてや、怒りに任せて相手に接してしまったら、
相手が変わることはない気がします。
怒りは身近な人やものにこそ強くなります。
家庭内でも、社会の中でも、
参考にしていただけるとよいと思います。
林 勇希
株式会社Gクリップコーポレーション
執行役員 経営コンサルタント
幼稚園を中心とした子どもに関わるビジネスの経営コンサルタント。
幼稚園・スポーツクラブにおいての学童保育立ち上げ提案、幼稚園の園児募集、スイミングクラブの会員募集、保育所立ち上げなど、子どもに関わる幅広いビジネスにおいてコンサルティングを経験。現在は私立幼稚園、こども園に特化した“ベストマッチング・サービス”を提供するGクリップコーポレーションに所属し、幼稚園の園児募集、教育施設への学童参入支援、スイミングクラブ会員募集支援等、教育業界へのコンサルティングを行っている。0歳~9歳の子どもたちの教育を研究し、指導員を育成する一般社団法人キッズコンサルタント協会の理事を務めるほか、元プロテニスプレーヤー杉山愛選手の母である杉山芙沙子氏が開発した幼児向けスポーツプログラムの普及を行う一般社団法人次世代SMILE協会の研究員も務めている。
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